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ドライブレコーダー 購入時に気を付けたいこと [お買い物]


ロシアの隕石落下の映像を見た方も多いと思いますが、飛行機が着陸時にオーバーランして高速道路に突っ込んだ映像とか、偶然撮れた動画がロシアからアップロードされることが多くあります。
それはロシアでは警察があてにならないため、交通事故等で証拠を残さないと不利になるのでドライブレコーダーが必需品となっているのだそうです。
ドライブレコーダーには以前から興味があったので、価格が手ごろなものを買ってみました。

ドライブレコーダーはなぜか日本の大手メーカーからはほとんど発売されていません。
台湾製か韓国製、価格で選べば中国製のものは多くあります。
高いから良いとも限らないようで、購入時に気を付けないといけないことがいくつかあり、先日購入したときにチェックしたことと、実際に使ってみた感想を書いておきます。
ちなみに購入したのはVEHICLE Blackbox DVRと箱に書いてあってメーカー名や機種名の書いていない中国製(たぶん)のものです。

P1000707.jpg

一般的にはK6000という名称で通っていて、アマゾンで販売されているものは機種名がなく写真とスペックで見るしかありません。

チェックポイント

1、ノイズ
実はこれがドライブレコーダー購入を検討しているとき一番気になっていたことで、電波障害の対策をしていないドライブレコーダーが多くあり、ワンセグや地デジ、カーナビ、ラジオ、キーレスエントリーなどに干渉し、GPSが受信できない、テレビが見られないといった症状が出るのだそうです。
アマゾン等でレビューを読んでいると、ノイズの影響が感じられないというドライブレコーダーはごく一部のものしかありませんでした。

2.解像度とフレームレート
フルHD(1920×1080)まで撮影できるものが最近は多くなっています。ただし、2万円程度のデジカメで撮れるフルHDと比較すると同じ解像度とは思えずがっかりするかもしれません。
フルHDでもナンバーが読み取れるのは低速で前の車に近づいたときくらいで、走行中の対向車のナンバーはほとんど読めません。

フレームレートは1秒間に何コマ撮っているかという数字ですが、安いフルHDのドライブレコーダーで24fps(24コマ/秒)出ていればまずまずです。2万円くらいのものでも30fps程度です。ビデオカメラや最近のデジカメは60fpsで撮れるものが多くなっていますので、比較するとカクカクした動きになります。
K6000は解像度を720pに落とすと30fpsとなります。

ドライブレコーダーの一般的な問題点として、LEDの信号が消えてしまうという現象があります。LEDの点滅(肉眼では見えませんが)とドライブレコーダーのフレームレートが一致してしまうと点灯しているはずの信号が消えてしまい、信号が赤だったのか青だったのかわからなくなってしまいます。
これの対策をしているドライブレコーダーもあります。

3.レンズ
今回購入した”K6000”にはレンズの画角が120度のものと140度のものがあり、より広角で撮れる140度のものを購入しました。
画角が広いとより周囲の状況をとらえられますが、被写体そのものは小さくなります。これはどちらがいいとも一概にはいえません。

4.メモリーカードの相性
外国製のドライブレコーダーは使用メディアに『TFカード』とかいてあるものがありますが、これは日本でいうマイクロSDカードのことです。速度はクラス4で十分なはずですが、クラス10でも相性が合わないと録画が止まったり動作自体も怪しくなることもあるようです。

5.GPS
今回は予算の都合でGPS付きは選べませんでした。個人的にはあまり必要ないかなとも思いますが、時計の時刻合わせにGPSが使えればいいのに、と思います。内臓時計が結構ずれるので。



実際に使ってみると、晴れた日で空と道路近くの輝度差がないときはわりときれいに撮れます。ただしフルHDというスペックに期待してはいけません。
夕方になると空に露出が合って行きかう車はかなり暗く映ります。露出補正は付いていますが、メニューを呼び出して調整になるので画面を確認しながらはできません。
夜はライトで照らされたところが映る程度。

短時間の限定された撮影ならデジカメやビデオカメラを使う方が映像はずっときれいですが、ビデオカメラはあまり広角ではないし大きく重くなるので設置がやりにくいかもしれません。
コンパクトデジカメは24ミリくらいの広角レンズを搭載したものも多くなっていますが、連続録画時間が30分以下のものが大半です。これはハードウェア的にできないのではなく、30分以上連続して録画できるとビデオカメラとしてみなされ、輸出先の関税が高くなるためです。
先日キヤノンから従来のコンパクトを超える、革新の動画性能というキャッチフレーズで「PowerShot SX280 HS」という機種が発売になりましたが、連続撮影時間はやはり29分59秒で、これに関しては”革新”させる気はないようです。
また、デジカメでは録画の制限時間がなかったとしても、外部電源から電源を供給して録画できるというものはほとんどないと思います。

ノイズに関しては、自分の車のカーナビ、ワンセグ、キーレスに影響は見られません。
取り付けは付属の吸盤式ブラケットを使っていますが、けっこう強力に付くように感じます。自分の車はミラーの根本の周囲に日よけのためかガラスにメッシュ状の加工がされていて凸凹になっています。そこしか付けられるところがなかったので付けてみましたが、今のところ大丈夫です。念のため外れた場合に落下しないよう、結束バンドで対策してあります。

というわけで、4500円程度で買えるドライブレコーダーとしては、まずまずではないかと思います。
あとはどのくらい壊れずに使えるかですね。

ちなみに同じドライブレコーダーがいくつかの会社から発売されていたりすることが多いので、購入する場合はよく比較したほうがいいかもしれません。







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