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TIME/タイム [映画]

主演、『TIME/タイム』を見ました。
科学の進化により老化を克服した近未来、そこでは“時間"が“通貨"となり世界を支配していた。人間の成長は25歳で止まり、余命(時間)は労働により稼がなければならなかった。そして街は“タイムゾーン"という境界線により、貧困層が住む〈スラム・ゾーン〉と〈富裕ゾーン〉に明確に分けられ、その行き来は禁止されていた。ある日、ある男から100年の時間をもらったことで殺人容疑をかけられた貧困層の青年ウィルは、スラム・ゾーンに別れを告げ、富裕ゾーンに逃げ込む。そこで彼は、贅沢な生活に永遠の命を無駄に費やす人々の中にいた大富豪の娘シルビアと出会い恋に落ちるのだが、間もなく時間監視局員レオンに追い詰められてしまう。窮地のウィルはシルビアを人質に取り、自由を求めて逃避行を続けるのだが、二人の余命は残りわずかとなっていた……。果たして二人の運命は?彼らを待ち受ける衝撃の結末とは!?




文字通り、時は金なりという世界を描いた映画です。
毎日、残り時間が24時間を切り、労働の対価としての時間を”チャージ”しなければ死ぬしかない貧民街の人々。
歩いて2時間の距離をバスに乗ると残り時間が2時間減り、持ち時間が足りなければバスには乗れない。そうして主人公は母親を失ってしまいます。

着想は面白いし途中まではいいのですが、時間監視局に追われる羽目になった主人公が、たぶん運転も初めてで銃も撃ったこと無いだろうにスタントマンばりに運転するわ撃ち合うわと説得力ゼロの展開が始まるあたりから雲行きが怪しくなります。
金持ちならぬ”時間持ち”から時間を奪って時間の無い人々に配り始めたりして、「オイオイ、それじゃ解決にならんだろ」っていう方向に話が進んで行ってしまい、『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』で描かれたような強欲な金持ちを批判するような話になるわけでもなく、主人公の父親の死の真相も明らかにはならず、ウィリアム・フィクトナーに似た雰囲気の時間管理局員のあっけない死に方もあり、いろんな面で消化不良で終わってしまいました。
『ジュリエットからの手紙』のアマンダ・サイフリッドが滅茶滅茶キュートでそればかり観ていたような気もします。

アヴリル・ラヴィーンの歌に『私は今日を人生最後の日だと思って生きている』というフレーズがありますが、僕は時々それを思い出して現状をなんとかしなきゃいけないな、と考えることがあります。しかしそれを毎日強制されているのも相当つらいなと映画を観ながら考えてしまいました。


MY評価
ストーリー ★★★
俳優 ★★★★☆
オチ ★★★


映画大辞典 みんなのレビュー





タグ:Time

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