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むかし買った本を読み返してみる [読書]

この頃よく、10年以上前に買った本を本棚の奥から出して読んでいます。
一度は読んでいるはずなのにストーリーは完全に忘れきっていて、初めて読んだような本が何冊もありました。
その中で特におもしろかったものをメモ。

予備審問 / リドリー・ピアスン
クリント・イーストウッドが市長を務めたこともあるカリフォルニアのカーメル市が舞台。連続して起きた排ガス自殺に疑問を抱いた元鑑識捜査官・現部長刑事のディウィットはそれらが他殺であると判断し、捜査を進めるが...

レッド・スナイパー/ジョナサン・ケッブ
IRAのテロリストの若い女狙撃手と英国陸軍の黒人将校が主人公。共に身内であるIRAや陸軍に批判的だった”はみだし者”の二人がとった行動とは...
IRAのテロ事件のニュースを聞かなくなってずいぶん経ちますが、この本の時代設定は1982年。血で血を洗う抗争の真っ最中です。
主人公の一人、女狙撃手のアニー。その生き方は青臭くもありますが、絶対に信念を曲げない、美しくも哀しい人生でした。今まで読んだ小説の登場人物の中でも特に印象に残った一人でした。

聖ウラジーミルの十字架 /イーヴリン・アンソニー
ウクライナ人にとっては指導者の証である十字架を父から託されたルーシーは、元ソ連反体制指導者のウォルコフに会いにジュネーブへ飛ぶが...
本格歴史サスペンスかと思いきや、いわゆるロマンティック・サスペンスの系統に入るストーリーでした。落ちぶれて飲んだくれになった元反体制指導者に、若くて美しい主人公の女性がなぜ惚れてしまうのかわけわかりません。結末もちょっと都合よすぎじゃないの、って感じです。でもまあ、フレデリック・フォーサイスが書きそうな場面も少しあるので、許せる範囲かな。

針の目/ケン・フォレット
言わずと知れたケン・フォレットの出世作ですが、ストーリーは完全に忘れきっていました。
ヒトラーが絶対の信頼を寄せる、最優秀の非情なドイツ人スパイの結末は、なんだかなーって感じでしたけど。


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