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容疑者Xの献身 [映画]

あまり邦画は見ないのですが、テレビで『容疑者Xの献身』をやっていたので見てみました。
映画大辞典 みんなのレビューでは結構評価が高いのですが、僕はあんまり面白くなかったです。

「思い込み」を利用したトリックの映画というのは「ソードフィッシュ」や「インサイド・マン」などがあり、こちらは2回見てみたいかというとYESですが、容疑者Xの献身はNOです。




二人の天才の知能戦には見えないところが第一の難点。冒頭のシーンから、物理学を駆使してアリバイ崩しでもするのかと思いきや、そういうところは皆無。物理学VS数学を期待して肩透かしをくらいました。

真犯人の女性が他人を身代わりにして自分は幸せになって結果オーライ、という人物でないことを「天才」が見抜けないわけはないと思うし、真実を明らかにしても誰も幸せにならないといいながら全部バラす「天才」もいかがなものかと...
たとえ真相をバラさなかったにしても、他人が身代わりになって逮捕されたら、裁判まで行く前に真犯人の女性が「やったのは私です」と出頭するのはほぼ間違いない。
「天才」のおかげで、全く関係がないのに生贄にされたホームレスが哀れです。

最初っから出頭して正当防衛を主張することをなぜ「天才」が勧めなかったのか(中学生の娘があれだけ殴られていたら顔中ボコボコにされてるだろうし)、隠蔽するならなぜ「天才」は完璧な偽装を施さなかったのか。

松雪泰子が、自分のために我が身を投げ打った男に向かって泣き崩れるシーンはいいなと思いましたが、堤真一が泣き崩れるところは、こうなることを予想してたんじゃないかと疑ってしまって、感情移入できませんでした。
途中の真性ストーカーみたいなシーンもそれを増長するし。


冒頭の磁石の実験がいちばんためになったかも。
ところで、真矢みきってどこに出てたの?

MY評価 ★


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