FILCO Majestouch キーボードの静音化 [パソコン]
僕が主に使っているパソコンのキーボードは、東プレのRealForceとFILCOのMajestouchです。
東プレはほぼ満足して使っていますが、FILCOはキータッチはかなり良好なものの、打鍵音がカタカタとうるさいのが難点です。
先日作ったPCのグラフィックカードのファンがうるさくて、今日はそれを静音化する作業をしていました。
ヒートシンクからファンを外し、サーマルグリスを塗り替えてヒートシンクを再装着。ヒートシンクはあまり大きくないので、そのままでは過熱してしまいます。
そこで8cmファンをヒートシンクの近くに取り付けました。これでかなり静かになりました。温度はCatalystの表示で38~42℃くらいです。高負荷時が怖いので、そのうちにメモリー用のヒートシンクでも買ってきて貼り付けようかなと思っています。
作業を終わって、ふと思いついてキーボードの静音化にもチャレンジしてみました。
キーボードの打鍵音は、キートップがスイッチと直接当たるために出ています。
薄いクッションでも挟んでやれば、音は小さくなるはず。
そう思ってなにか使えるものがないかと部屋の中を物色すると、何年か前に買った10cm四方、1mm厚の天然ゴム板が出てきました。
試しに一枚切ってキートップ裏につけてやると、打鍵音は半分くらいに小さくなります。
効果があることがわかったので、ゴム板を14mm角に切り、中央に穴を開けてキーに付けていきます。EnterキーやSPACEキーなどの大きいキーはスタビライザー(針金)が入っていて、これも筺体に当たって音が出るので、両面テープの付いた薄いコルクシートを小さく切って貼り付けます。
手持ちの10cm角のゴム板は使いかけで、40枚ほどのクッションができましたが必要数の半分です。そこで近くのホームセンターに行って同じものをもう一枚買ってきました。58円。
100円ほどの投資と1時間の手間でキーの静音化を完了。非常に快適に使えるようになりました。
また、キーを底まで打った時のカツンというショックも和らげられるので、使用感はRealForceによく似たものになりました。ただ、キーを押す時の引っかかり感みたいなものや、押したときの感触はRealForceのほうが精度が高く、改造Majestouchは安っぽいRealForceという感じです。ちなみに、僕のMajestouchは茶軸です。
ここでキーボードについてひとこと。
僕がメインに使っているキーボードは、2枚ともテンキーがなく、普通のキーボードより幅が狭いものです。
MajestouchとRealForceは、テンキーレスのキーボードをラインナップしている数少ないブランドです。ここでいうテンキーレスとは、普通のレイアウトのキーボードからテンキー部分をそのまま切り落としたタイプのキーボードです。
テンキーレスのキーボードは他のメーカーにもあるのですが、そのほとんどがFnキー(ファンクションキー)を併用するタイプで、HomeやEndを打つときにFnキーと一緒に打たないといけません。たとえばCtrl+Homeを打とうとすると、Fnキーも同時に押下しないといけないのです。
ノートPCにFnキーを付けるのはスペースの制限上しかたがないかと思いますが、デスクトップ用キーボードでFnキーは許しがたい。
Fnキーが大嫌いな僕の選択肢は、MajestouchかRealForceしかない、というのが現状のようです。
とはいえ、2万円前後の東プレは気軽にホイホイ買える値段ではないので、8,000円程度で買えるMajestouchがRealForce並に快適に使えれば、少し手間がかかりますがコストパフォーマンスはかなり高くなります。
...と、ここまで静音化済みMajestouchで書いてきましたが、これ打っていてRealForceより楽かもしれません。
FILCOの製造元のダイヤテックでは、キーの打鍵音がうるさいのも含めて機械式キースイッチの特徴、というのが見解のようですが、いまどき機械式とはいえうるさいキーボードはいかがなものかと思います。ダイヤテックさん、最初からこういう商品で出してくれませんか?
ついでにこのキーボードの黒い塗装は使いこむとテカリが目立ってしまいますので、長期間使用しても劣化の少ない表面処理に変更してください。
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