告発のとき

ハンク・ディアフィールドの元に、息子が軍から姿を消したという不穏なニュースが告げられる。軍人一家で育った息子に限って、無許可離隊などあり得ないと思ったハンクは妻を残し、息子を探すために帰還したはずのフォート・ラッドへ向かう。地元警察の女刑事エミリー・サンダースが彼の捜索を手伝い、一歩一歩真実を解き明かしていくのだが、そこには父親の知らない息子の‘心の闇’が隠されていた…。

「告発のとき」を見ました。
イラク帰還兵の問題を描いた作品です。

トミー・リー・ジョーンズ演ずる元陸軍警察官の息子がイラクから帰還して行方がわからなくなり、シャーリーズ・セロン演じるシングルマザー刑事の協力を得て捜索する話です。

捜査に非協力的な警察と軍を横目に、こつこつと息子の足跡を追うトミー。元陸軍警察官が時折見せる鋭い観察眼に光明を見出し、捜査に非協力的な署長を説得するセロン。
隠された扉を一枚一枚開いていった末に見つけたものは．．．

味のある元軍人を演ずるトミーもいいのですが、ほとんどすっぴんで髪を後ろで縛り、ロングコートにスラックスという女っぽさを抑えた姿で、それでもやっぱり綺麗なシャーリーズ・セロン。
地味ですが、わりと見ごたえのある映画です。

ちなみに、原題の「In the Valley of Elah」－エラの谷というのは、聖書でダビデとゴリアテが戦うという場所です。セロンの息子に本を読む代わりに、トミーがダビデとゴリアテの戦いの様子を話して聞かせるシーンがあります。
「告発のとき」という邦題は意味不明ですが、「エラの谷で」だと余計わかりにくいかも。


MY評価
ストーリー　★★★
俳優　★★★
オチ　★★★


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タグ：告発のとき シャーリーズ・セロン トミー・リー・ジョーンズ